魚の缶詰にはイワシやサンマ、サバやニシンなどいろいろありますが、これらの缶詰の魚は脳細胞の機能向上や活性化に必要かつ不可欠なアラキドン酸を多く含んでいますから、子供をはじめ肉類をあまり食べない中高齢者におすすめ食品のひとつと言えます。
アラキドン酸は人体に必要な成分で、主に脳細胞の機能向上や活性化に欠かせない成分として注目されている多価不飽和脂肪酸です。
この成分は多くの食品に含まれていますから普通の食生活でも摂取できますが、中高年になると体内から減っていきます。
減った分を食品類で補ってあげる必要がありますが、この成分は肉類や魚介類あるいは玉子におおく含まれています。
高齢者は肉類をあまり食べなくなる傾向がありますが、そうなると身体がひつようとするだけの量のアラキドン酸が不足して、認知症やアルツハイマー病を発症するリスクがあります。
そこで便利で有効なのが缶詰の魚で、例えばイワシの味噌煮缶詰やサンマの缶詰、サバの味噌煮缶詰などを食べることです。
これらの魚の缶詰には平均すると130mg~350mgの量のアラキドン酸が含まれていますから、これだけで必要な分を摂取することができます。
缶詰の加工では最終段階で酸素を抜き取りますから必要な成分が生の状態のように残されています。
子供や高齢者で煮たり焼いたりした生魚が食べにくいというのに反して缶詰は食べやすくなっていますから誰の口にも合うでしょう。
魚は嫌いではないが生魚を調理するのが面倒だというような時には積極的に魚の缶詰を利用することをおすすめします。
むしろ缶詰のほうが生魚よりも多くのアラキドン酸を摂取するのには向いているでしょう。
脳の細胞機能を活性化させる貴重な成分であるアラキドン酸は缶詰の魚類に多く含まれていますから、肉類をあまり食べない人はできるだけ缶詰の魚を食べることをおすすめします。
缶詰は実に多彩でさまざまな味付けがしてありますから誰でも食べやすいようになっています。