5-リポキシゲナーゼ

アラキドン酸の含有量では摂り過ぎは危険!

アラキドン酸自体は確かに脳細胞の生成や活性化に効果がある成分です。
それはいいのですが、摂取しすぎると副作用的な病気につながることがあります。
たとえば気管支ぜんそくなどを誘発しますから、含有量と摂取量には十分な注意が必要で、摂り過ぎはかえって危険になります。

アラキドン酸は脳の作用を活性化させるからたくさん摂ればアルツハイマーや認知症にならないということを過信しないようにしましょう。
すなわち何事にも適度と言う言葉があるように、アラキドン酸の過剰摂取は良くないのです。
普通では成人で一日に100mgも摂取すれば十分で、肉類や魚介類と野菜などのバランスがとれた食事をすれば必要な量は摂取できます。

そうなるとアラキドン酸の含有量が気になりますが、つまりは肉類や魚介類に偏った食生活をしなければいいのです。
過剰摂取がなぜ良くないかといいますと、摂取しすぎると体内にサイトカインという成分を生成するからで、そうすると気管支ぜんそくなどのアレルギー性疾患やアトピー性皮膚炎を起こす危険があるのです。

さらにアラキドン酸の含有量が多い食生活を続けるとがんを引き起こすリスクがあることも最近分かってきましたし、動脈硬化の原因になりやすいことも知られています。
そうかと言って体と脳には必要な成分ですから、適量の摂取であれば問題はないのです。
したがって毎日の食事で適度に肉類や魚介類を食べていればいいのであり、ただ食べ過ぎには要注意ということです。
たとえば牛レバーやソーセージ、魚介類ではサバの味噌漬け、たらこなどと野菜や昆布の味噌汁などを普通に食べていれば不足することはないでしょう。ただし脂肪分が多い焼肉を食べてばかりいるとリスクが増えるということです。

アラキドン酸の含有量が多いと危険!ということは、裏返せば日常生活の中での食生活でバランスがとれた食事が大切ということで、たとえばソーセージを食べ過ぎたり、脂肪分が多い焼肉などを食べ過ぎないようにすることです。
いずれにしても偏食をしないことに心がければいいのです。