5-リポキシゲナーゼ

ノンオイルの食生活でもアラキドン酸は必要

野菜を中心の食生活はヘルシーでダイエット効果もあり、色々な意味でおすすめです。この場合は食べる野菜の種類に気を配ることが大切で、数多くの野菜をバランス良く食べなければなりません。さらに身体に必要不可欠なアラキドン酸を摂取するには肉類や魚類も必要になります。

野菜中心の食生活はヘルシーと言うイメージがあることは事実ですし確かに良いことですが、果たして野菜ばかりのノンオイルの食生活で十分なのでしょうか?
実は野菜類には含まれていない栄養素で、身体が必要とするものもあるのです。

その代表的なのがアラキドン酸で、この栄養素は体内で生成されるのではなく食事から補給しなければなりません。
たとえば肉類や魚類に多く含まれていますが、肉類や魚介類の中には脂肪分が多く含まれているのが通例です。

しかし野菜中心のノンオイルの食生活には脂肪分が含まれていないということは同時に身体に必要なアラキドン酸の不足を意味します。
実はアラキドン酸は、炭水化物やたんぱく質、脂肪、ビタミンやミネラルと同様に人体に必要不可欠な脂肪酸だということに注目しましょう。
すなわち脂肪の一種であり、ノンオイルの食事には含まれていません。

脂肪酸には種類があり、その中で好ましくないものに飽和脂肪酸とトランス脂肪酸があります。
ノンオイルの食生活は主にこれらの脂肪酸をカットすることですが、そのついでに必要な脂肪酸をカットすると、新陳代謝機能を阻害するので脳機能などに影響を及ぼしたりもします。

したがって、心臓機能や肝臓機能さらには脳機能に欠かせない多価不飽和脂肪酸であるアラキドン酸を摂取する必要があります。
そのためにはノンオイルの食生活であっても、適度の肉類や魚介類を取り入れなければなりません。

以上からおすすめするのは、ノンオイル食生活自体は問題がないのですが、大切なのは身体に良くてしかも必要な肉類や魚介類をプラスすることです。
これは成人病の予防・改善と同時に痴呆症やアルツハイマーの予防になります。
つまり野菜類と肉類や魚介類のバランスがとれた食生活がすべての面で良いのです。